海水魚水槽の白濁り問題を解決したアイテムを紹介

海水魚水槽でカサゴとキジハタの飼育をはじめて2日目に起こった白濁り問題を解決したアイテムを紹介。

海水魚を飼育して濁り対策をしないと必ず2日目に発生する白濁り!これは根魚だけでなく、過去に飼育したタイ科のヘダイでも2日目に発生していて、一般的に売られている水槽セットで海水魚を飼育するとこの点が問題になってきて、魚にも影響したり観賞用として飼育を始めても見た目が悪くアクアリウム的に楽しむことができません。

その濁りは何が原因なのか、どの海水魚を飼育しても起こる事なのか、オレ的に色々なパターンで試して解決することができたので、もし白濁りに困っている人やこれから海水魚を初めて飼育する際は参考にしてみてください。

そもそも白濁りは何故発生するのか?

白濁りの要因

  • エサの食べ残し
  • 魚の排泄物など

白濁りの要因となるのは魚が主な要因となっていて、エサの食べ残しや魚の排泄物で発生するアンモニアや亜硝酸などが濁りの原因とされています。実際に魚を入れていない海水だけではどうなるのか実験した結果では、海水だけでは濁ることがなかった点から、アンモニアや亜硝酸を抑制することができれば濁りを抑えることができる!それを踏まえて解決する為にこういうアイテムを投入してみました。

投入したアイテム

  • 高濃度液体バクテリア
  • ベストバイオブロック
  • ろ材

主に濁り対策として水槽に投入したアイテムは3点、一番の鍵となるのは「バクテリア」となっていて、最初ろ材だけで試しても効果がなかった事から、液体のバクテリアが全てと言っても過言ではないように感じました。記事ではそれぞれどういう使い方をしているのか詳しく解説してみるので、何も対策なしで白濁りが発生した場合の1つの解決策として見てください。

試したアイテムはあくまで一般的な水槽セットで使用していて、海水魚でもカサゴとキジハタの根魚に通用した物なので、全部の魚に通用するかは不明な点から、商品の取扱説明書を良く読み使う事は必須です。また体感的には白濁りを抑制することができますが、海水を全交換した時のような透明度を維持することはできないので、あくまで海水交換の頻度を落とすことが出来るアイテムとして考えてください。ただオレ的には海水交換の頻度はかなり落とす事に成功した点はかなり大きいです。
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高濃度バクテリア

生きているろ過バクテリアが入っている液体の高濃度バクテリアは、淡水・海水用に使え、軽量カップが付いているので、一度の使用量を見て海水に入れるだけ!使用量の目安は水槽セット時と水換え時で違っているので、それを見て適量を入れます。

水槽の海水に入れる時は容器をよく振って底に溜まっていない状態でバクテリアを投入。バクテリアを入れたら、ろ過フィルターを起動させて海水を循環させています。

パッケージの説明文にも書いてありますが、砂利の汚れ、沈殿物を分解する「ベストバイオ」を使うとさらにきれいな水を実現できると書いてある為、セットで使うのは有り。

※ちなみに全部のアイテムは水槽の海水を全交換した魚を入れていないに時に投入していて、アイテムは一緒に投入すると効果は高いように感じたので、海水を作る時がいいと思います。

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商品は容量サイズで分かれていて、最初は半信半疑のお試しで小型の容量を選んでいますが効果を体感出来た事から2本目を購入しているので、大型サイズを最初から選ぶのも有りです。

ベストバイオブロック

ベストバイオブロックは、バチルス複合バクテリアを生きたまま休眠状態でブロックに封入したアイテムとなっていて、一見軽石のように見え浮きそうにも見えますが、すぐに底に沈む仕様。中でも使用期間は約1年効果が維持できるようなので、コスパは良いアイテム!

サイズは水容量で決め、水槽のサイズを目安に10~35Lの中サイズを選択。使い方は説明書にも書いてありますが、水槽に入れる前に約12時間水に浸してからとあるので、使用前によく読むことは大切です。

とにかく白濁り問題はバクテリアを増やしいかに維持できるかが鍵!水槽をろ過能力アップのガチ仕様にすれば解決できるかもしれませんが、現状の水槽で濁りをなくす方法としてはバクテリアアイテムが一番手軽とオレ的に考えて使っています。

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ろ材

ろ材はバクテリアのすみかを作るもので、ろ過バクテリアは入っていない為、液体バクテリアなどと同時に使うと効果あるアイテム。一般的にはフィルター内に設置しますが、自分の水槽はフィルター機器が小型壁掛け式なので、1つをフィルター内もう1つを水槽に直接入れています。

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寿工芸のダブルバイオろ材はアマゾンでは箱セットで扱っていますが、単品のバイオろ材もあり、その他にも水槽業界で有名なジェックスの「クリーンバイオ」も選択有り。

バクテリアの効果

バクテリアアイテムを投入した水槽に魚を入れて2日目は少し白濁りが発生。試したときはやはりダメかと思っていましたが、3日目から少し濁りが消えていたので、このまま維持して効果を期待していると違いが出てきました。

画像は10日くらい経過した一度も海水を交換していない水槽で、バクテリアのアイテム対策をするとあきらかに透明感がでてきました。結果をいうと最初は多少の濁りが発生するものの、日にちがたてばたつほど透明感が出てくる体感で、濁りの主な要因となっているのが大型のキジハタなことから、これがミニカサゴだけの場合はかなり透明感は維持できると予想されます。

自分も最初は半信半疑でしたが、白濁り問題はこれがベストと判断する結果となり、海水を全交換した時のような透明感は維持することができないものの、海水の交換頻度はかなり落とすことができました。

youtube動画版

動画版では記事では伝わらない臨場感を映像化!これからもカサゴとキジハタの生態研究をして釣りの時に有利になるよう伝えていきます。

海水魚水槽の白濁り問題まとめ

海水魚を飼育しはじめて一番問題になっていた白濁り問題ですが、一般的な水槽セットでもバクテリア対策をすれば白濁りを抑えることができ、研究以外のアクアリウム的な観賞用としても楽しむことができました。その問題を解決する方法をまとめるとこんな感じ!

  • 海水を毎日交換する
  • 水槽をガチ仕様にする
  • バクテリアアイテム投入

濁りの対策としてはこの3点が思いつき、一番手軽でコスパ良くオレ的ベストがバクテリアだと思うので、もし同じように対策を考えている人やこれから海水魚を飼育する人は対策として選んでみてはどうでしょうか。

とにかく今回の問題で感じた事は、海水魚を飼育する前に水槽にバクテリアを投入して海水をはじめから作っておくのは必要なことかもしれませんね。

次の記事ではもう1つのバクテリア対策「アラゴナイトサンド」を紹介!これは水槽の底の砂として使うアイテムで、今までは天然の細かい砂を底としていましたが、アラゴナイトサンドにした所、水槽が明るくなったアイテムでもあります。

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