ワタリガニ飼育日記①エサは何を食べるのか活動する時間は?

ワタリガニを飼育してから1週間ちょっとが経過した所で、どういう生態なのか分かってきた事を論文(ブログ)として書いてみたいと思います。最初に市場の店頭に売られていたワタリガニは、手を挟む危険性からか半分ない状態の物を掴めないハサミだったことから、海水の水槽には入れてみたもののエサを食べれない状況が続いた場合は飼育ではなく食べようと思っていました。

しかし3日くらいして異変に気づく!

その異変に気づいたのは、ワタリガニを海水の水槽に入れてから3日目の事で、エサとなりそうなサバの切り身と刺身用のイカそうめんを試しに入れて様子を見ることにしました。すると次の日、イカそうめんだけがどこを見渡し(砂をほじくり返す)てもなく、次の日も同じ大きさのイカそうめんを入れて様子を見た所、どうやら深夜の時間帯(電気を消した真っ暗な時間)に動いて食べているようでした。

その謎を解く為に、次の日は暗くなった時間帯にイカそうめんだけをピンセットに挟みワタリガニの口元に近づけた所、思わず展開に発展!自分の中ではカニというのは、ハサミでエサを挟み口に運ぶという固定概念がありましたが、なんとハサミを使わなくてもエサを食べれる事が判明。

その様子も踏まえて飼育日記を伝えてみるので、ワタリガニについて研究している人は参考にしてみてください。

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ワタリガニスペック情報

特徴
  • 腕は左右10本
  • 目は引っ込む
  • 触覚は常に動いている
  • 砂に潜る習性がある
活動時間 暗くなると活動
好むエサ 柔らかい物
生息場所 砂地

ワタリガニをオレ的に観察したスペック情報はこんな感じで、目の上にはアンテナのようなマツゲが左右1本(黄色矢印)、目と目の間には常に動いている触覚のようなものが左右1本(青色矢印)ずつあり、海水の様子をうかがっているようにも見えます。そして口部分(赤色矢印)は一見するとそのまんまにも見えますが、実はここが下に左右スライドして独自に動き、エサを食べる時はさらに奥に口部分があるのは驚きです。

生息場所については、水槽の底を砂と小石を半々にしてどちらを選ぶのか毎日置く場所を変えて見た所、朝になると砂地に移動していた事からどうやら小石よりも砂地を好むようで、昼間は砂に隠れてジッと動かないのが特徴に見えます。逆に暗くなると活動時間、一見そんなに力はないようにも見えますが、ワタリガニの体と同じくらいの石をどかしてしまうほどのパワーを持っていて、観賞用の置物や石の位置が朝になると変ってしまうほどのパワーを秘めています。

ワタリガニの腕足

ワタリガニの腕足は左右10本となっていて、前足となるハサミは敵を感じた時に体と一緒にハサミ部分を上に持ち上げ威嚇。その他の腕足はオールのように平べったく、移動する時に泳ぐ性能を持っているだけでなく砂をかいて潜る時に使う傾向が高いです。砂をかいて潜る時はバックするような感じ!明るい時間帯は砂に潜る傾向が高く、下地となる砂と同色しているように見えました。

また画像のようにワタリガニをひっくり返した状態にすると、オール状の足やハサミを使って戻そうと反発するので、ハサミで指を挟まれる危険性が高いことからも素手で持つのはやめたほうがいいと思います。このサイズクラスになるとパワーがすごい!

ワタリガニのオスとメスの特徴

ワタリガニのオスメスを判断する場所は、外見だとほとんど一緒な事から、甲羅の裏側を見るのが分かりやすく、オスの白色に対してメスは白と黒っぽい様子で、メスは卵がここにつまっています。自分が飼育しているワタリガニはメスということで、もし子ガニが孵化して生まれた場合、10~20匹クラスではなく100匹クラスが水槽にあふれるのではないかと少し心配な面もありますね。

ワタリガニのエサについて

ワタリガニがエサを食べるようになったのは水槽に入れてから3日後、イカそうめんがなくなっていたのに対してサバの切り身は放置状態だった為、その点から色々工夫してどういう物を食べるのか研究観察してみました。

今まで釣りをしていてワタリガニが釣れたエサはアオイソメ+よっちゃんイカの組み合わせな事から、イカは鉄板と考え後はサバがたまたまあったのでエサとして選んでみましたが、サバに関しては大きさが問題だったようで、細く切り刻んであげた所、ぺロリと食べてくれました。

ワタリガニは嗅覚なのか目で見た感じどちらでエサと認識して口を開けて食べているのかまだ究明できていませんが、サバの切り身は白い部分だけ食べていて、赤身や皮の少し固い部分は除外していた事を考えると柔らかい物が好みのように見えます。

ワタリガニのエサ

  • イカそうめん
  • サバ

今の所はまだ2種類しか試していませんが、これからアジやイワシなども試して食べるのか検証していこうと思っています。

【イカそうめんを食べるシーン】

ピンセットでエサを口元に持っていくと、口を開けるのは驚き!食べる時は口だと思っていた部分が下にスライドして左右に独立するのが特徴で、その奥にある無数の触覚ヒダのようなものを使いエサを掴むような感じで口に取り入れていますが、固いものは好まないようで、ヒダの水圧で排出していきます。小石が口元に運ばれる所も見ていましたが、食べれない物は判断できるようで、ハサミが使えない状態でもエサと認識して十分食べる事が可能。

エサのあげる間隔については、毎日夜にあげていて、毎日食べる時もあれば1日抜かす時もあったり周波数のようなグラフ状態、その日はイカだけを多く食べたりサバだけを多く食べたりと、意外とグルメな面もあります。食べ終わると口を閉めて砂に潜り、また深夜にエサを食べたりと食べる波が訪れ行動するようにも見えました。

よく食べた日の次の日は、食べるという事はその逆の出すものも出していて、イカそうめんが消化されたのか栄養を吸い取られた長い物が水中に浮かんでいました。

動画版では、記事では伝わらない部分を補えるように食事シーンを厳選していて、より一層臨場感があることから、ワタリガニがどういう風にエサを食べているのか参考になると思います。

ワタリガニを観察した感想

海水用水槽で試しに入れてみたワタリガニはエサをハサミなしでも食べれることが分かったので、焼き煮るの食べるは完全になくなり正式に海水魚飼育することにしました。1週間観察して分かって来たことは、活動時間は暗くなった時間から(釣りでも夕マヅメの暗くなる時間帯から)で昼間は砂と同化して身を隠し、夜だけ主に行動する習性。生態地域は砂を好み、オールのような足でかきながらバックして潜る習性があるようで、大きさからは想像できない秘めたパワーを持っています。

エサについてはまた色々な物を試していきたいと思っていて、嗅覚か目で見て口を開けるのか、それともとりあえず何でも口に含んで食べれる物と判断した場合だけ食べているのか今の所断定はできない状態ですが、オレ的予想だと匂いが強いサバをピンセットで近づけた時に口を開けた事から、匂いを感知できる仕組みなのかもしれません。

生態が気になっていたワタリガニ!まだまだ未知に秘めた部分が色々とあるので、また観察日記として気づいた事や変化があれば論文(ブログ)に掲載していくつもりです。

ワタリガニはアオイソメで釣れた経験があることから、エサとしてアオイソメも食べると思いますが、水槽の中に入れて食べた場合、汁が海水に広がり匂いや水質が汚染される可能性があることから、エサとして与えていません。

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