レガリスLT5000D-CXHのレビュー徹底解説!軽くて釣り初心者におすすめリール

レガリスダイワリール

ダイワのリール・レガリスLT5000D-CXHを購入したので、どういうリールなのかレビュー的に解説してみたいと思います。ダイワのLTモデルというと「ライト&タフ」をコンセプトに造られたリールで、触ってみるとわかるその軽さからもダイワの進化と技術が伝わってくる新基準リール!以前購入したレグザ5000D-CXHもLTモデルの1つで、ジギングで使ってみると軽くて扱いやすさは普通のリールとはあきらかに違い、一度使うとLTモデルのとりこになってしまうほど気に入っているリールでもあります。

ダイワ・レグザLEXA5000D-CXHリールのレビュー解説!LTモデルをルアージギング用に購入
2019年モデルとして登場したダイワのLEXAレグザLT5000D-CXHをジギング用のリールとして購入したのでレビューをかねて解説したいと思います。 去年から...

そんなダイワのLTモデルは様々なリールで発売されていて、今回購入したレガリスは2018年に発売されたモデル。なんでこのタイミングにレガリスを購入したのか?

レガリスを選んだ理由

今現在はショアジギングをメインとして釣りをしている自分がレガリスを選んだのには理由があります。それはショアジギングのサブ用としてレグザに変わる軽いモデルのリールが欲しかったのと、これから先ライトショアジギングロッドを購入する予定で、それに合いそうなリールをダイワの中から探してみるとLTモデルがどうしても候補にあがり、予算やコスパ重視に考えた結果たどり着いたのがレガリスでした。最後まで迷ったのがダイワのフリームスLT5000D-CXHで、デザインはフリームスはシルバーグレー基調のリール、レガリスは黒金を基調としたリールとなっていて、どちらも好きな配色カラーだったのですごい迷ったものの、見て触って色々と確かめていると多少装備(マグシールドなど)が少ないレガリスもかなり軽かった事から、「いつ買うの?今でしょ!!」という決断に至りました。とにかくコスパが良さそうに見えたのが、最終決断の決め手!

さっそくレビューして行くわけですが、今回のレガリス5000D-CXHのレビューにあたっては、これから購入する人の為にも色々な角度から見たり、他のリールと比べたりして意外な事も見つけたので、詳しく解説することにより参考になればと思っています。

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レガリスLT5000D-CXHのスペック

巻き取り長さ 105cm(ハンドル1回転)
リール重さ 250g
ギア比 6.2
巻き糸量 ナイロン(lb/m)

  • 14ー260
  • 20ー170
  • 25ー150

PEライン(号/m)

  • 2-350
  • 3-210
ベアリング 5/1(ボール/ローラー)

自分が重要と思っているスペックを一部略して表にしてみましたが、とにかく軽さに注目していて、LTモデルの同じ番手と比較してもフリームスとは同じ重さ!カルディア(240g)は10gほど軽くなっていますが、レグザ(290g)はレガリスよりも40g重いことから、リールの軽さを見るとLTモデルの中でも軽い部類になっています。

またリール1回転の巻き取り量やギア比は3姉妹(色形から自分的にそう呼んでいる)の同番手のカルディア(長女)、レグザ(次女)、フリームス(三女)と同じ!ベアリングボール個数はレグザとフリームスと同じことから巻き心地の感触は共回りハンドルにしてはしなやかさがあるように感じました。

リールの巻き心地に関しては個人によって違ってくるものの、自分的には、ベアリングのボールの個数によってしなやかさが違っているように感じていて、高価なリールになるほどボール個数が増えているので、それぞれのリールを実際に回してみるとしなやかさが分かると思います。但し、片側ハンドルと共回りハンドルでは若干初動の回した感触が違っているようにも感じるので、値段的なことからもそれは妥協してもいいように思いました。

装備機能

  • ATD搭載
  • エアローター搭載
  • タフデジギア

装備機能に関しては、最低限のリール装備という感じで、マグシールドが搭載されていないのがレガリス!まあこれも値段的な事を考えると妥協してもいい部分だと思うので、コスパ重視の人はこれだけでも十分ではないかと思います。

LTモデルの番手について

新基準のダイワLTモデルは今までのリール番手とは大きさなどの基準が違っていて、番手数字のアルファベットが色々な意味をしていることから、従来通りの番手感覚で買うとリール本体の大きさに違和感を感じると思うので注意が必要です。自分はフリームスが発売された当時に見にいった所、これが5000番手?と大きさに少しとまどってしまうほどでした。そうならない為にもLTモデルのアルファベットを知ってから購入するのをおすすめします。

LT5000D-CXHを例にすると

LT5000はスプールの大きさを表していて、スプール径は54mmとなっています。そして数字の後の「D」はスプールの糸巻き量を表していて、Dは深溝タイプ、逆にSは浅溝になっているので、間違えない為にも結構重要!

その後の「C」はリールボディのコンパクトを示していて、5000Cは従来のリール基準では3000~4000番と公式では書いてありますが、持っているリールと比べると3000番手とほぼ同サイズ(後でレブロス3000番と比べています)に見えました。そして最後のXHはギア比6.0以上を表しています。

LTモデルの品番に関しては他にも英数字記号で色々と違うので、詳しくしりたい人は「ダイワ公式HPのLTシリーズ」を参考にしてみてください。

スペックとLTモデルの新基準を解説した所で、ここからが本題の本当のレビュー!いつもリールを購入してもここまで徹底的に見たのはレガリスが初となっていて、時間をかけてかなりじっくりと観察して触ってみました。

レガリスLT5000D-CXHを徹底的にレビュー

 

リールを購入したらやる順番!

  1. 最初にリール全体を見て傷をチェック!
  2. ハンドルの回り、ベールの起き上がりなど不具合がないかチェック!
  3. 説明書をよく読む!
  4. ここからレビュー!

箱からリールを取り出してまず最初に見るのは傷や不具合がないかチェックしていて、これはどのリールでも必ず最初にやっている事!レビューに関しては①ボディ全体を隅々まで見る事に約30分。②スプールを外してどんな構造になっているのか観察して約30分。③最後にハンドルを回して感触を確かめる事に約10分。こんな風にレビューしていて、他のリールとも比べながらやっているので、時間的には約1時間以上はレビューしています。

ちなみにリールはどのモデルも左巻き仕様になっていることから、最初に右側にハンドルを取り付けていて、何故左側仕様になっているのかいつも疑問に思っています。

さっそくレガリスがどんなリールなのかレビュー!

レガリスの箱は赤色となっていて、付属品はワッシャー3枚と取扱説明書。今まではそんなに重要視していなかった説明書ですが、LTモデルのレグザを購入してからは、使う前に必ず隅々まで読んでいて、特に注意事項などやるとリールの寿命に繋がることも書いてあるので重要です。中でも「ドラグ付きのリールは釣行後はドラグを緩めて保管」は知らなかった事なので、意外と勉強にもなり、注油箇所も書いてあることから、メンテの際にも役に立ちます。

最初に説明書を読むのはリールを長期間使う際にも必要に感じました。

リールボディ

レガリスは黒と金で配色されていて、渋いイメージ!最初見た時はレブロスにそっくりに見えたことから2018年レブロスかと思うほどで、釣具屋で並んでいる様子とダイワの汎用リールの位置関係的にも自分的には兄弟(カラー配色が男という感じで、兄がレブロス)と呼んでいます。

レガリスの金色の部分はレブロスの金色と比べると若干薄いゴールドとなっていて、シャンパンゴールド的な配色。

リールのサイズ感

「左がレガリス・右がレブロス」

LTモデルの新基準の番手解説したように、レブロス3000番(従来番手)とレガリス5000C(LTモデル)を比べても大きさは一緒に見えて、コンパクトサイズなのが良く分かると思います。一見従来の番手で考えると5000番というと投げ釣り用やオフショア用などに使う大きなリールをイメージしますが、LTモデルは新基準となっているのでこの大きさとなっています。重さはレブロスは295gなことから、持って見るとあきらかにレガリスのほうが軽く、軽量化されているのは後でスプールを外して気づきました。

【左がレガリス・右がレグザ】

レガリスもレグザもLTモデルの5000D-CXHなので同サイズ!パッと見だとレグザのほうがハンドルにEVAノブが付いているので、大きくも見えますがサイズ感はLTモデル同番なため同じです。

初心者に優しいストッパースイッチ付き

正式名称がわかりませんが、リールを逆回転できるオンオフスイッチ(リバースモードスイッチ)が付いています。自分的にダイワのスイッチ位置はかなり使いやすい場所についていて、シマノだと少し切り替えにくい場所についているので、ダイワGJ!おそらく釣り歴が長いガチ勢だとこのスイッチを使わなくてもライン調整など出来ると思いますが、初心者がリールを扱う上でこのスイッチがあるとなしでは扱いやすさが違ってくることから、スイッチ付きをおすすめします。自分はルアーをはじめるにあたり、ジョイナスを最初買ったところ、スイッチがついていないのに気づき、少し扱いにくいと感じました。

ハンドルノブ

レガリス5000のハンドルノブはTラージが付いていて、触った感触は少しゴム感があるのですべりにくいタイプ!今回はショアジギングなどに使う為、最初からハンドルノブ交換(EVA型の丸いノブ)する前提で購入したので、あまり重要視しませんが、普通に使う分にはこれでも十分に感じます。同サイズのレブロスと比べるとレガリスのほうが若干ノブが大きくなっていました。

ボディのネジ

一通りボディを見渡している時に気づいたのがネジ!ベールの取り付けネジとボティのネジが普通の+ではなく星型六角形になっているのに気づきました。従来型のリールだと+ネジの場所が星型に変更されていて、LTモデルでもレグザは+なことから、気になって(ささいな事が気になってしまう性分な為で、ドラマ相棒の杉下右京タイプ)釣具店に行ってカルディアとフリームスを見てみるとこちらも星型になっていたので、何故レグザだけ+になっているのか少し疑問に感じます。杉下右京がもしリールをみたら、きっと「おや?こんな所が星型ネジに!何故変更されたのか気になりますね~」というかもしれません。まあ釣りをする際には何も違いはないと思います。

ドラグノブ

レガリスのドラグノブの中央にはダイワのマーク!LTモデルでもレグザには付いてなかったので、ここにマークがあるとダイワ感が増します。また従来のリールだとドラグノブが小さく回しにくいのとスプールを外しにくい事がありましたが、LTモデルはノブが大きいので回しやすいです。ドラグ調整をよくする人ならLTリールのドラグノブはGJを感じる部分!

スプール

レガリスのスプールはLTモデルだけでなく従来モデルにも採用されているスプールにライン溝が刻んであります。これは糸巻き量の目安にもなり、ここで下巻きラインをどれくらい巻けばいいのかなど、ラインをスプールに巻く時に便利。

ラインストッパーは上からも下からもラインを止めることができる!これは説明書の「糸止め」の項目に書いてあることで、従来リールだと下からしか止められないラインを上からも止めれるので意外な発見でした。画像の黄色の矢印部分は、ラインのツライチ具合の推奨糸巻き量を示していて、スプールリングの下の黒い段までがライン巻きの目安となっています。以前は究極のツライチを目指していて、何度か巻きすぎて釣り場でライントラブルを起こしていたことから、この目安を守ろうと思いました。

スプールを比較

右側からレガリス、レグザ、レブロス、クレストとスプールの比較をしていて、クレストだけ3500番手なことから若干(数ミリ)直径が大きく高さ重さもあります。レブロス3000番はLTモデルと直径は同じように見え、リールのサイズ感の目安にもなるかと思います。

それぞれのスプールを持ってみるとわかるのが、重さ!レブロスとレガリスはボディはほぼ同じ重さで何が違うのかスプールを外してわかりました。レガリスはアルミスプールを搭載していて、比べてみるとあきらかにレブロスのほうが重く感じたので、スプールだけでこんなに変わるのかと驚く事になりました。

そして気になったのがレガリスとレグザのスプール!どちらもLTモデルで番手が一緒ということで、じっくり観察してみるとデザインは違う物の直径高さとサイズは同じようにみえたので、スプール互換性があるのか試してみました。

試してみた所!驚きの結果が!

レガリスのスプールがレグザに、レグザのスプールがレガリスに!サイズが同じことからリールに装着することができました。もしかするとLTモデルはスプールの互換性が他にもあるのかもしれませんが、持っているレグザで試した所、レガリスとレグザは互換性があるので、これは意外な発見。ライントラブルや何か起こった時にスプールを変えるだけで、リールを使う事が出来るのは中々いい点ではないでしょうか。

ハンドルを回した感触

レガリスのハンドル固定は共回り式となっていて、共回り式ハンドルのリールでもたまにあるガタ(固体差があるかも)はありません。回した感触は多少のハンドルブレ感はあるもののベアリングにボールが5個ある為か、しなやかなにグルングルン回りました。値段的なことからも、レガリスを回した感触は想像以上のものとなっていて、ダイワの進化と技術がひしひしと伝わります。

自分的にレガリスはレブロスの進化系といっていいほど!ハンドルを回した感触もLTモデルのレガリスはレブロスのいい所取りにも見える事から、コスパはかなりいいリールに思いました。

今回のレビューで一番見所となるのはスプールの互換性発見!じっくりとリールを見るとこんな事もわかるので、使うだけではなくたまにはリールと向き合う時間もいいかもしれません。こんな感じで、レガリスのレビューは終了となります。

レガリスを購入した感想

ショアジギングのサブリールとして、ライトショアジギングロッド用として選んだレガリスLT5000D-CXHの感想は、LTモデルの中でも値段は手頃で軽くて扱いやすい最低限の装備を搭載している事からもコスパは最強に感じました。ただ値段が手頃だけでなく、釣りをする際に扱いやすさが一番重要視されているモデル、ダイワのLTコンセプトでもある「ライト&タフ」はその名の通りのリールでした。今回レガリスを購入して自分的に良かったので、初心者におすすめとしていますが、他のリールからの買い替えやこれから釣りをはじめる入門用としてリールをどれにしようか迷った際にも、1つの候補としてレビューを参考にしてみてください。

アマゾンでレガリスを見る

通販サイトのアマゾンでは、レガリスを販売しているだけでなく購入した人の感想「カスタマーレビュー」も書いてあることから、自分がアマゾンで釣具を購入する際は必ずみていて、どういう番手でどんな釣りをしているのかも参考になってGJ。

ダイワの入門用としてレガリスは、釣り初心者の人にピッタリなリール!1000~5000まで幅広い番手が用意されているので、自分にあった釣りシーンで活躍してくれそうですね。また使っている様子は、youtube「釣りロマンス」のほうに動画版として臨場感が伝わるように作ってみます。

次の記事ではレガリスを使う際に傷予防としてリールスタンドを購入したので、実際に装着した様子やハンドルを回した感想などを紹介。リールを大切にする人にはかかせないリールスタンド!高価なリールの片側ハンドル式に装着する物というイメージが強いですが、共回り式のハンドルにも対応していれば装着できます。

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