20レブロスLT6000D-Hを購入したので、どんなリールなのか色々な視点から見て、他のリールとも比較しながらレビューしてみたいと思います。ダイワのレブロス(15モデル)と言えばコスパが良く評判が良いことでも知られていますが、その評判が良かったリールがさらに進化して2020年にLTモデルとして5年ぶりに生まれ変わりました。
自分の中では値段も比較的手頃で最低限の機能を兼ね備えているリールという事からも、従来モデルの15レブロス3012Hをエサ釣りルアーとともに2年くらい使っていて、使った感想を一言で表すと「扱いやすい」と言う言葉がピッタリなリール!レブロスがあったからこそ、ルアーも楽しく始められたといっても過言ではなく、自分にとっては金黒色を基調としたデザインも気にいっているリール。
次世代型リールの20レブロスLTモデル
そのレブロスが2020年に発売されるという情報をゲットしたのは、実はダイワ公式HPではなく去年の年末に楽天市場で予約受付していることで知りました。公式でNEWレブロスのスペック情報が配信されたのは、2020年も明けて少したったくらいの事で、いつ発売されるのかまだかまだかと通販サイトのアマゾンとともに毎日のようにチェックするようになり、ついにその日が来ました。アマゾンで発売されたという事は、釣具屋でも販売されているという事が予想できたので、実物を見て購入する作戦。でも行って見るとNEWレブロスを置いていない店舗や置いていても番手が一部だけしかなかった事(10店舗以上周った)から、今回のNEWレブロスはアマゾンでいつ買うの?今でしょ!!的に購入することになりました。(今すぐ欲しかった→今すぐ状態
リール番手は?
リールといえば番手によって釣り用途が変わってきますが、今回の20レブロスは1000~6000まで登場していて、番手としては一番大きな「20レブロスLT6000D-H」を選んでみました。本当なら5000番を購入して以前紹介したLTモデルのレガリスやレグザとも比較したかったものの、実際の使い道として考えると同じ番手のリールをいっぱい持っていてもしょうがない事に気づき、今年からライトショアジギングをはじめるのもあり、少し大きめのリールを選択することになりました。
釣り用途
- ショアジギング
- ライトショアジギング
- エサちょい投げ釣り
20レブロスLT6000D-Hの用途はルアーメインでいますが、エサ投げ釣りの時にも使ってみようと思っています。ルアーだけでなくエサ釣りにも使えるのも良い点!番手次第で様々な釣りシーンに合わせられるのもレブロスの番手の豊富さからで、LTモデルの中でも一番手頃な価格帯な事から釣り初心者にピッタリに感じます。
前フリが少し長くなりましたが、ここからが20レブロスLT6000D-Hのレビューとなっていて、これから購入する人の為にもリール全体だけでなくかなり細かく色々と見たので、参考になればと思っています。
20レブロスLT6000D-Hスペック情報
NEWレブロスは共回りハンドル式(どの番手も同じ)となっていて、自分がまず開封してする事といえば右回りハンドルに切り替える事!これはどのリールでも最初にする事ですが、何故左側がデフォルトになっているのかいつも疑問に思っています。(謎は解けません
付属品
- ワッシャー
- 取扱説明書
従来モデルのレブロスにはリールを入れる袋が付いていましたが、LTモデルからはそれがなくなったようで、ダイワのLTリールのレグザ、レガリスも同様に袋はついていません。リールを使う前に重要なのが取扱説明書を読む事で、各部の名称や糸巻状態調整方法などが書いてあります。特に注意の項目は、リールの扱い方次第で破損に繋がる事や意外と知らない知識が身に付く事も書いてあるので、釣り初心者の人は勉強にもなると思うので、使う前に目を通す事をおすすめします。
20レブロスLT6000D-Hスペック情報
糸巻き長さ
(ハンドル1回転) |
101cm |
ギア比 | 5.7 |
自重 | 340g |
ドラグ力 | 12 |
ベアリング
(ボール/ローラー) |
4/1 |
LT6000D-Hのスペック情報を簡単にまとめるとこんな感じとなっていて、自分が重要視しているのはリールの重さとハンドル1回転のライン巻き長さ、ベアリングのボール個数で、重さは番手が大きい事から340gと少し重めとなっていますが、LTモデルの同番手とはほとんど変わりません。
LT6000D-H同番手の重さ
フリームス | 330g |
レグザ | 380g |
カルディア | 315g |
フリームスとは10gの差、レグザに関しては40g軽く、カルディアとは25gの差な事から重さ的にはそこまで開きはないように感じます。値段の差を感じるのはハンドルを回したときの巻きごこちで、カルディアはベアリングのボールが6個、フリームスとレグザはボールが5個、レブロスはボールが4個なことから値段によってベアリングのボール個数が増えているのがわかります。巻きごこちはボールの個数で決まるといっても過言ではなく、実際高級リールの1つセルテート5000(展示品)のハンドルを回して見た所、ボール10個の巻き心地はスムーズというよりも心地よい巻きごこち(桃源郷のようなイメージで自分が釣具屋にいることを忘れた)に感じました。20レブロスの巻きごこちに関しては、比較の時にも紹介しますが、従来モデルのレブロスとはボール個数が同じでも若干感触が違っています。
新基準LTモデル
LTモデルと言えば次世代型のダイワ新基準のリールとしても知られていますが、コンセプトは「ライト&タフ」というフレーズの元に作られていて、従来モデルのリールとは違うのが特徴です。
リールの品番の記号がそれぞれを意味していて、「LT6000D-H」はこのような意味を表しています。
- LT6000はスプール径が57mm
- Dはスプール溝が深溝タイプ
- Hはギア比5.5~5.9
- LT6000は従来サイズ感3500~4500番
スプール径は5000よりも3mmほど大型化していて、ボディも「C」表記のコンパクトではない為、比較的大きなリールに見えました。スプール径とボディの大きさは飛距離にも影響しているのは、投げ釣りの時に実感しているので、6000は飛距離も期待できそうです。ただ5000番よりも80gほど重くなっている点から、釣りシーンに合わして番手選びをするのは重要に感じます。
サイズ感に関しては下で解説しているので、そちらが参考になるかと思います。とにかく新基準のLTモデルは従来モデルのリール基準で考えるとサイズ感など違っているので、記号をよく見て番手を選ぶ事をおすすめします。ちなみに「LT5000C」は従来リールの3000番相当に自分は見えるので、5000Cのサイズ感を知りたい場合はレガリスやレグザのレビュー記事を見るとわかると思います。
スペック的にも最低限の装備をそなえているレガリスは、費用帯効果は抜群に見えGJ!さっそくどんなリールなのか詳しく解説。
20レブロスLT6000D-Hレビュー
リールのボディ
NEWレブロスのボディを見て最初に気になったのが、ネジの形!これはレグザやレガリスを購入した時に気づいた事で、普通の人なら全然気にならないと思いますが、「ささいな事が気になってしまう性分」な為、一番最初に確認した部分でもあります。お分かりだろうか?レブロスのボディネジは全部+ネジ(赤丸部分)。LTモデルでもカルディア、フリームス、レガリス、セルテートなどはここが☆型ネジになっていて、LTモデルからは素人がヘタにメンテして状態が悪化しない為に仕様を変更したものと予想していましたが、2019年に登場したレグザは+ネジだった事からどういう基準なのか気になっていた部分!2020年レブロスも+ネジ仕様、もし杉下右京がリールを見た場合も気になってしまう部分だと思うので、とにかく謎です。
ラインローラーのネジ部分はLTモデル全部+ネジでベアリング化が個人でもできるのは良い点だと思いました。
【20レブロスと15レブロスを比較】
新旧デザインの違い!番手が新基準6000と従来3000なので少し仕様(ハンドルなど)が違っているものの、黒と金とメッキを基調にしたデザインは新旧問わずVERYGOODで、レブロスの特徴でもある濃いゴールドはNEWにも採用されています。ボディだけを見ると違いが全く分からなく、スプールの違いが一番大きいように見えます。NEWレブロスはスプールが一番進化!
【ストッパーレバー】
釣り初心者がリールを扱う際に付いていると便利なのが、ストッパーレバーオンオフスイッチ!スイッチを切り替えることによりリールが逆回しできるので、ラインを戻したりする時に役にたちます。ダイワのリールは、シマノとは違い最もいい位置にスイッチが配置してあることから、ダイワが大好きになった要因といってもいいかもしれません。
【ドラグノブのマーク】
LTモデルの特徴といえるドラグノブは大きい為、回しやすい!従来モデルの旧レブロスだと少し回しにくかったものの、LTモデルになったため、スプールと同様にノブも進化しました。ノブの中心にはダイワのマークもあって、ちょっとしたアクセントになっていてオシャンティな感じがします。ちなみにレグザはノブのマークがついていなく、少しショックを受けました。
スプール
【スプールの下巻き目安ライン】
ダイワの従来モデルのリールにも採用されているスプールの下巻き目安線は底に2本刻んであり、特に深溝タイプのスプールにラインを巻くときにどれくらい巻けば調度良くなるのか分かるのがGJ!自分はこれを目安としてライン計算してツライチ(飛距離が出る)にしています。細かな点も手を抜かないのがダイワの良い所に感じ、取扱説明書にはバックラッシュをしない為にスプールリングの1つ下の段を越えないように巻くようにすすめています。
20レブロスのアルミスプールを持ってみると、とにかくその軽さに驚き、57mmの大きさでも従来モデルのスプールとは比べ物にならない軽さを実現しています。軽量化した部分の中では一番大きな部分に見え、これがNEWレブロスの軽さの秘訣に感じました。
このスプールが巻きごこちにも影響していて、従来の旧レブロスだとグルングルンとハンドルを放しても回ったものの、NEWレブロスだとそのグルングルン感がなくなり、軽くなった分しなやかさに変わったように感じます。旧レブロスのスプールは結構重かったので、スプールの重さを利用して遠心力でグルングルン回っていたと予想され、スプールの重さの変化でこんなに巻いた感じが変わるのか驚かされた部分でもあります。
スプール比較
ダイワのリールのスプールを比較!左からクレスト3500番、NEWレブロス、レガリス5000C、旧レブロスの順となっていて、クレストと旧レブロスのスプールはLTモデルの新レブロスとレガリスとは比較にならないほど重さに違いがあります。ライト&タフというコンセプトもスプールの軽さに最も力を入れているように感じ、進化をひしひしと感じることになりました。ちなみにレガリス5000Cと新レブロス6000の互換性があるのか試して見た所、シャフトが入る穴の大きさが違う為、番手が違うと互換性はありませんでした。LTモデルでもレグザとレガリスは同番手ならスプールは使え、レガリスとフリームスもスプールに互換性があるのは公式にも書いてあります。レブロスにも互換性があるのかは今の所、不明です。
リールサイズ感
20レブロスLT6000D-Hのサイズ感は従来リールの3500~4500番が目安とされていますが、自分が見た所、3500番のクレストと同等に見えました。並んでいる順は左からクレスト3500、NEWレブロス、旧レブロス3000番、レガリスLT5000Cとなっていて、従来モデルの3000番よりも大きいのが確認できます。
【クレスト3500とNEWレブロスを比較】
レブロスLT6000D-Hは従来モデルの番手としては3500番くらいなものの、重さはクレスト3500が385gに対して340gな事から軽い!これもアルミスプールの軽量化から実現しているのが良く分かりました。画像を見てもわかるように、従来リールの3500番手と同等なのがLTモデル6000です。
ハンドルノブもクレストと同じT型ラージタイプを装着しています。
ハンドルノブ
実は今回のNEWレブロスLT6000D-Hはショアジギングやライトショアジギングで使用する為、ハンドルノブが交換できるタイプなのか購入前から気になっていました。
バラしてみた所、圧着タイプのノブが使われていて、旧レブロスと同じ仕様!ハンドルノブをパワーハンドルに交換するにはドリルで穴を開ける必要(そういうハンドルキットがある)があることから、どうしようか迷っています。もし同じように6000のノブがどうなっているのか気になっている人は、ダイワマークのあるステン状の物はガム状の物で固定されている為、剥がすと両面テープでつける羽目になるので、やめたほうがいいです。
ショアジギなどでリールを使用する際、パワーハンドルが自分的には持ちやすくレガリスにもゴメクサスの物を取り付けていますが、レブロスにポン付けできないとなると、このままのT字ラージタイプでやるのもいいかもしれませんね。
20レブロスLTのレビューは記事だけでなく動画版もあり!
youtubeの動画内では記事版とは若干違い、スプールの重さが気になったので旧レブロスとそれぞれ重さを比較してみました。ハンドルを回した感触などは、より臨場感が伝わるように製作したので、記事とあわせるとより一層どういうリールなのか伝わるのではないでしょうか。
20レブロスLT6000D-Hを購入した感想
今回は2020年の新年にふさわしい、NEW20レブロスLT6000D-Hを実際に触ってみた感じや思った事をレビューとして伝えてみましたが、レブロスの進化はスプールが軽くなったのが一番大きく、デザインも濃いゴールドを残しているのにスプールのデザインは斬新で、進化という言葉がピッタリなリールに思いました。巻きごこちに関しては旧レブロスよりもグルングルン感はなくなったものの、軽量化を重視した新しい巻きごこちにも感じ、ベアリングのボール数が1個多いレガリスとハンドルを回した感じはどことなく似ているようにも感じました。
今回自分が購入した通販サイト「アマゾン」では、NEWレブロスの色々な番手を扱っています。まだ発売されたばかりなので、カスタマーレビュー(購入者の感想)はありませんが、スペック情報や値段を見る事もできるので、確認してみるのも有りです。
ダイワのレブロスが好きな人には、2020年モデルのレブロスがどんな物なのか、今回の記事で参考になったのではないでしょうか。自分的にはレブロスは費用帯効果はいいと思うので、釣り初心者におすすめ!ダイワの技術がつまったLTモデルの入門用としては最低限の機能を備えている事から、扱いやすいリールとして自分は購入してよかったです。
コメント
左ハンドルを皆勧める理由は多分右利きの人は右手でロッド操作、左手はリールを巻くだけの動作で利き手でロッド操作した方が簡単じゃないですか?
左利きなら右でもいいと思います。
俺も右利きで最初は右ハンドルでやってたけど言われて変えてみたらすぐ慣れた。
ワンピッチジャークとかトゥイッチみたいなロッドを動かすのはやっぱ利き手のがやりやすいと思うかな後右手で投げた後いちいち持ち替えるのがダルいw
騙されたと思って試してみては?( ̄∇ ̄)
確かに最近ジギングをしていて、右手でベールを起こす動作が少し無駄に感じていたので、一度左巻きにして練習しようと思っています。
エサ釣りではそんなに気にならなかったものの、ルアーをやり始めて色々と気づかされるものがありますね。
ボールの個数ではなく、ボールベアリングの数、つまりボールベアリングを使っている箇所ですよ〜