ワタリガニ飼育日記②卵を産む瞬間を観察してみた

海水魚水槽で飼育していたワタリガニがついに卵を産んだので、どういう状況で産んだのか観察した様子を伝えてみたいと思います。

それはある日の事、週1で行っている海水交換時期が近づいたので交換しようと水槽の中を見ると見慣れない黄色の物体に気づきました。その光景が上の画像、また砂を掘り返しまくって大きな石もこんな場所まで移動させて深夜暴れまくったなと思いながらも、黄色の物体に思いあたることがなく、ワタリガニを見て卵を産んでいると認識することになります。

見ればわかるそのお腹!ワタリガニは年に2回春と夏に産卵すると言われていて、春も終ったことから今年は産まないのかとスッカリ忘れた5月後半の産卵。どういう風に卵を産むのか見た事がなかった為、まさかこんなにお腹部分が膨らむとは想定外で、破裂しそうなくらい膨らんでいたことから、まだ産むのではないかと観察することにしました。

ワタリガニが卵を産む前兆

  • 砂に潜らなくなる
  • 砂を掘り返したり落ち着かない

卵を産む2、3日前に異変を感じたのはこれくらいで、いつもなら昼間~夕方までは砂に潜って夜になると活動をはじめるワタリガニが、何故か砂に潜らない日が続き、砂を大きく掘り動き周ることが多くなった様子から、それが卵を産む前兆だったように見えます。ただ前日は卵部分のお腹がこんなに膨らんでいなかったので、突然卵を産むタイミングが来るとお腹部分がスライドするようです。

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ワタリガニが卵を産むシーン

ワタリガニが卵を産む時は、真ん中の足を使い卵が底につかないよう立ち上がっている状態を維持していて、後ろ足は水面と平行にしながら時々回し、お腹部分が呼吸するように拡大縮小動作を繰り返します。産むシーンを見ていて思ったのは、卵を産むというよりも卵をお腹から振り落とすという表現のほうが正しく感じ、お腹一面に付いている黄色の卵を時間をかけてゆっくりと移動しながら落としていく様子は、どことなく考えて行動しているように見えました。

前日に大きく砂を掘ったのにはその理由があるようにも見え、砂を掘った場所に卵を産み落としていることから、砂で卵を隠し外部から見つけにくいようにするのが目的かもしれません。

卵を生むシーンyoutube動画版

ワタリガニが卵を産むシーン!水槽の中が大変なことに

動画版では、ワタリガニがどういう風に卵を産んでいるのか良く分かるように編集してみました。

産卵している時間帯は、昼に気づいたのでおそらく朝にははじまっていたと予想され、夜もずっと同じ体制を維持して続々と卵を産んでいきますが、まだお腹には半分以上残っている状況。

卵の数は想定していたよりもはるかに超えていて、万単位にも見えるので、これが全部ふ化した時はどうなってしまうのか考えるだけで恐怖を感じます。

ただ残念な事に、卵を産みはじめて(動画を撮った)2日後に突然ワタリガニが天に召されてしまいました。何故急にいってしまったのかは不明なものの、残された卵はここまで来たらふ化させるところまで続けたいと思っていて、別容器に移して様子を見ているのが現状です。

ワタリガニ飼育日記としてはこれで終了となってしまいましたが、飼育してみて色々な行動から驚かされる事が多く、想像以上に知能が発達している生き物に感じたので、甲殻類の中でもかなりスペックが高い部類に位置していると思われます。本来の目的でもあったワタリガニの生態研究のほうは少しは解明できた点から飼育して良かったですね。

また卵のほうは何か変化があったら伝えていきますが、もしふ化してカニの形状をした時には生息する地帯に行って放流するつもりです。

ちなみにワタリガニを飼育してからは、食べ物のカニが全く食べれなくなってしまい(今まで好きでも嫌いでもない)、特に鍋料理などの腕をもいで中身を取り出し食べるとかありえないと思うようになってしまいました。飼育するとどんな生物でも情が入ってしまうのは今回で体感していて、今後の水槽には釣りをして何か釣れたら飼育するつもりですが、このままだと食べれなくなる魚が増えて行きそうです。

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