ダイワのリール「20クレストLT6000」のラインローラーをベアリング仕様に変更してみたので、取り付け方法から気づいた点など紹介してみたいと思います。一つ前の記事では、NEWリールの20クレストを使う上で必要と感じているリールスタンドを取り付けてみましたが、今回のラインローラーベアリング仕様(BB化)も実用性あるカスタムだとオレ的に思っていて、リールを使う前には取り付けたいアイテムの1つになっています。
ベアリング仕様のメリット
ラインローラーベアリング化のメリットとしては、ラインを巻いた時に軽くなるのを他のリールで体感していて、20クレストの中でもLT6000番という大型番手を選んでいるので、スプール径が大きいサイズにつきラインを巻いた時に少しでも軽くなればと思いベアリング仕様に変更してみました。ローラー部分の滑りが良くなれば巻く負担が減るメリット!これはおそらくラインローラーが全く回らないリールを巻いてみると、どれだけラインローラーが重要な役割をしているのか良く分かると思います。
取り付け簡単コスパGJ!
オレ的にはベアリング化はコスパが良いのも取り付ける理由で、ベアリングとシムワッシャーのサイズさえ合った物を用意すれば他のリールにも応用できる点はGJ!取り付け方法はラインローラー部分を少し分解するだけな事からも簡単なカスタムの部類にはいり、費用体効果は優れている事からおすすめなリールカスタムです。ベアリングをセットで買うとお得感ある!
一度ラインローラーベアリング仕様のリールを使って体感してからは、オレ的になくてはならないカスタムと言っても過言ではなく、ラインを巻く時に少し抵抗を感じるリールだと巻き心地の変化も期待出来る事から、20クレストに限らず他のリールにも応用できると思うので、ラインローラーベアリング仕様を考えている人は参考にしてみてください。
ラインローラーのベアリングとシムのサイズ
ベアリング
品番 DDL-630ZZ
ベアリングのサイズはダイワ向け!自分の場合はベアリングとシムワッシャー別々で購入していてベアリングはNMB製のものを選んでいますが、通販サイトアマゾンでは他のメーカーも多数あります。中にはNMB製ベアリングシムセットの物やダイワ純正「ダイワSLPワークス」セットもあるので、意外と迷ってしまうとは思いますが、選ぶ際は購入者の感想カスタマーレビューを見ると参考になると思います。それだけベアリング化する人が多い!?
シムワッシャー
ラインローラーをベアリング仕様にするベアリングとシムのサイズに関しては、以前の20レブロスの取り付けでも紹介しているので、少し省いていますが、色々なリールをベアリング化できる点はGJ!値段もリーズナブルな事からチャレンジしてみる価値は有りです。
記事では同サイズのベアリングシムを使いダイワの色々なリールに取り付けてみたので、そちらも参考にしてみてください。
20クレストLT6000ラインローラーにベアリング取り付け方法
ラインローラー部分を分解してベアリングを取り付ける作業は約5分もあれば完了!ただ初めてやる場合は注意する点もあるので、慎重な作業を心掛けて広い部屋で物がゴチャゴチャしていない場所でやることをおすすめします。
用意した物
- +ドライバー
- キッチンペーパー
- つまようじ
使うアイテムはこんな感じで、+ドライバーはラインローラー部分のネジを外すために使用!サイズが合った物を使わないと力も入らなくネジ山をなめる原因になるので意外と重要な工具です。キッチンペーパーは部品を並べる時に見やすくする為とグリスなどが床につかない為に下にしきます。
つまようじは分解する前に純正のラインローラー部分がどれだけ左右に動くのかクリアランスを計るために使っていて、ベアリング化した後のクリアランス変化があるのか見るために使っています。ちなみに20クレストは純正の状態で約0.5mmほど左右に動きました。このクリアランス範囲は他のリールでも同じ幅となっていて、レグザ、20レブロス、レガリス、ジョイナスでも確認しています。
作業の前に外すのがスプール!スプールがついた状態だと少し作業がしにくいため外していますが、ベール側とラインローラー本体側を分解する時にスプールがついていると、手に当たってバネの力で部品が飛んで行く可能性(ジョイナスでバラ撒いた)があるので、取った状態でラインローラーベアリング化開始。
最初にラインローラーの+ネジを外します。この時用意するアイテムでも言ったように、+ドライバーが合った物でないと力が入らなく、外す時締める時にねじ山をなめる原因になってしまうので注意!(大事な事なので何度でも
ネジを外したらベール側と本体側を分離させますが、本体側を矢印の下方向にしっかり止まるまで下げないと部品をバラまくことになるので慎重な作業が必要です。自分は初めてジョイナスをベアリング化した時にバネの力で部品をバラまいてしまい、散らかった部屋で作業をしていたので探すのに30分ほどかかりました。経験をいかす!(キリッ
分離した状態では、ベール側に付いている黒いカラー(画像の黄色丸)は外す必要はありません。青色丸のラインローラー部分だけを外します。
【純正ラインローラー部品】
純正のラインローラーの中にはカラーが入っているので、そのカラーをベアリングに変更します。分解する前に純正のカラーは表裏があるので、元に戻す時の為にも方向は覚えておく必要はあります。
【ベアリング追加の取り付け仕様】
そしてベアリングを組み付ける前に必要となるのが部品を並べること!部品並べは意外と重要な事で、組み付け手順を間違えない為やスムーズに作業を進めるのに必要に感じています。純正カラー(画像黄色の丸)はベアリング化したら使わない為、変更したリールの箱に保管しておくと、どのリールをベアリング化したか分かりやすいです。
組み付ける順番
- ネジ
- シムワッシャー
- ベアリング
- ラインローラー
- シムワッシャー
ラインローラー組み付け手順はこんな感じで、ラインローラーの向きさえ間違わなければ簡単な作業、いかに部品を並べる事が大切かは組み付ける時に分かると思います。
組み付ける時は最初の①ネジを本体に装着したら指を軽く添えてやるとスムーズに作業が進みますが、この時に力を指に入れてしまうと部品がバネの力で飛んで行くので注意!あくまでも軽く添えることが重要です。
そしてラインローラーの組み付けが完了したらベール側と合体させますが、この時にラインローラーを指で軽く回すとベアリングの効果が体感できます。スムーズな回りを体感!
最後の重要ポイントでもあるベール側と本体側を合体させる時は、分離した時のようにバネの力が働くので、しっかりと本体側を持ってゆっくりと慎重に合わせます。気を緩めて作業すると部品をバラまくので注意が必要です。
最後に+ネジをドライバーで締めていきますが、締め付け具合は緩くもなく固すぎずの絶妙な締め付けで完成!
ラインローラーをベアリング化したらクリアランスチェック!20クレストはベールの形状からなのか中のシムワッシャーの厚さのせいかダイワの他のリールよりもクリアランスが約0.5mm(動く範囲)ほど増えます。純正状態よりも少し動く事になるので、気になるかもしれませんが、ベアリング部分はしっかりと圧着されているように見えるのと、回りもベアリング効果でスムーズになるので、実用性は十分使える範囲だと思います。画像ではラインを巻いていない状況ですが、ラインを巻いて巻き具合をチェックしてもクリアランスはほぼ固定されることから違和感はありませんでした。
ラインローラーベアリング化というと少しハードルが高い作業に思うかもしれませんが、取り付け方法とベアリングサイズなど間違わなければ簡単な作業な事からチャレンジしてみる価値は有りです。
20クレストLT6000のラインローラーをベアリングBB化した感想
今回はダイワの20クレストLT6000を使う上で必要なカスタムに感じている、ラインローラーにベアリングを追加してBB化してみました。オレ的にはベアリングを追加する事でラインの巻きがスムーズになりハンドルが若干軽くなる点はメリットに感じていて、たったこれだけの作業で体感できるのは、ベアリング追加の良さではないかと思っています。
比較的リーズナブルなリールでも巻きがスムーズになれば実用性アップ!メンテナンスを全くしていないラインローラーが固着したリールやラインの巻きがしっくりこないと感じた時は他のダイワリールでもベアリング追加できるので、リールを大切にする上でも実用性あるカスタムにつきやってみてはどうでしょうか。
通販サイトアマゾンでは他にもベアリング単体やシムワッシャーの厚さなど色々扱っていて、自分の場合はベアリングをNMB製の物を選んでいますが、ダイワ純正の「ラインローラーキットSサイズ」ベアリング追加もあります。ちなみに20クレストに純正ラインローラーキットSサイズのベアリング(20クレストは記事作成現在では適合として載っていない状態)を追加してみた所、社外のNMBベアリングシム同様にラインローラーのクリアランスは同程度の結果でした。
オレ的リールメンテナンスでは、釣りをした後に必ずラインローラー部分にオイルを注油していて、これを怠るとラインローラーの滑りが悪くなったりへたすると固着するので、ベアリング追加した時のメンテとして必須に感じています。その点グリスオイルのスプレーセットがあればメンテも簡単!見た目よりも缶の容量は多い事から何度も使え、グリスもあるので色々と使えGJアイテムです。
ラインローラーにベアリング追加とリールスタンドを装着して20クレストをこれでやっと使えるようになったので、メンテをおこたらずにまた色々な釣りジャンルで使っていこうと思います。
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