20レブロスLTのラインローラーにベアリング取り付け!ダイワリール5機種も試してみた

ダイワのリール20レブロスLT6000のラインローラーにベアリング追加「BB取り付け」してみたので、どんなサイズを選んだのか取り付け方法まで詳しく解説してみたいと思います。最初にリールのベアリング追加とは、一般的にはベアリングチューンとも呼ばれていて、リールのノブやラインローラーに付いている純正カラーをボールベアリングに交換することで、スムーズな回りに変化させる事を示しています。(オレ調べ

そのベアリングチューンの中でも、今回作業するのがラインローラー部のベアリング化!交換することによってリールの巻き心地が変化するとも言われていて、自分の中では、ノブのベアリング追加よりもラインローラー部のほうが実用的に思った事から、NEWリールの20レブロスLTにBB追加してみることにしました。

ベアリング追加のメリットはスムーズな回り!

リールのカスタム作業的には難易度はそう高くなく、むしろ簡単な部類ですが、パーツによっては向きがあるので注意したい所!ベアリング化の作業では20レブロスLTだけでなく、持っているダイワのリールにも応用できるのか5機種にも試してみたので、ラインローラーをベアリング追加したい人は参考にしてみてください。

今回のラインローラーベアリング追加は、DIY作業になるので、もし作業する際は自己責任でお願いします。ダイワのリール取扱説明書には、ラインローラー部のローラースクリューを取り外するのを控えるように書いてあるので、あくまで自己責任(重要なことなので2回目)ということを踏まえて参考にしてみてください。
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ベアリングとシムについて

ラインローラー部分のベアリングとシムのサイズを間違えてしまうと、取り付けできない可能性があるので、選ぶ際は重要です。自分の場合は通販サイト「アマゾン」でベアリングとシムそれぞれ購入しましたが、参考にしたのはベアリングのカスタマーレビューで、リールのベアリング追加に購入している人がいるのは以外でした。

色々なベアリングを見ていて選んだのがこのサイズ!

ベアリング

ミニチュアベアリング(NMB)ステンレス両シールド付

品番 DDL-630ZZ

ベアリングを選ぶ際に重要なのがサイズとなる品番で、ベアリングのサイズは外径6mm×内径3mm×幅2.5mmとなっています。ベアリングはラインローラーの中に入る部品なことから、外形・内径・幅のサイズが違ってしまうと、取り付けできないので注意。

ベアリングは他のリールにも追加したかったので、2個セットの物を購入!取り付けた後から考えると、4個セットの物を購入しておけば良かったと少し後悔しています。メーカーは「NMBミネベア」というベアリング業界では有名なのかは不明ですが、なんとなく聞いたことがあるメーカーの為、ミネベアの物を選んでみました。実際のベアリングにはメーカー表記が書いてないので、販売元を信じるしかなく、アマゾンには他には無名10個セットのベアリングなども扱っているので、サイズ品番さえあえば取り付け出来ると思います。

シム・ワッシャー

ベアリングシム(3×4×0.5mm)8個入り

シムはベアリングを挟む感じになるので、1つのベアリング追加にシムワッシャーが2個必要となっていて、アマゾンのベアリングと一緒に購入されている商品という事からこちらを選んでみました。

サイズは外径4mm×内径3mm×幅0.5mmのシムワッシャー、微調整をしたい場合は、他にも幅が0.1、0.2のシムも扱っていた事から、それぞれ試してみるのもいいかもしれません。自分の場合は0.5mmのシムで調度良く感じた事から、これだけを使っています。

シムは8個入りなので、ベアリングが4個あればリール4機種のラインローラーベアリング化ができる!コスパ的には中々いいように思いました。

アマゾンでベアリングとシムを見る

ベアリングとシムのサイズはこんなところで、さっそく20レブロスLTモデルのラインローラーベアリング追加の取り付け方法を紹介していきますが、ダイワのリールはLTモデル従来モデルに限らずローラー部分の形状とサイズさえ同じなら取り付け出来る事が判明したので、NEWレブロスだけでなく、レガリス・レグザ・クレスト・旧レブロス・ジョイナスの他の5機種を持っている人の為にも参考になればと思っています。

ラインローラーベアリング取り付け方法

作業は一見難しそうに見えますが、+ドライバー1本あれば可能となっていて、時間は10分もあればベアリング追加できました。

使用した物

  • +ドライバー
  • キッチンペーパー
  • つまようじ

+ドライバーはサイズが重要で、ネジに合った物を使わないとネジ山をナメてしまう事もあるので注意!最初に精密ドライバーの一番大きいのを使用してラインローラースクリュー(+ネジ)を外そうとしましたが、ネジにトルク(締まっている)を感じた事から、ネジに合った物を使いました。キッチンペーパーは、ラインローラー内部の部品にグリスが若干ついているので、周りを汚さない為に使っています。つまようじは外す前のラインローラー部がどれだけクリアランス(ガタ)があるのか確認する為と、ローラーの回り具合を確認する時にも使っています。

ちなみに最初からNEWレブロスのラインローラー部分を分解するのではなく、何かあってもいいようにジョイナス(一番値段的に安い)から作業していて、構造と作業手順を確認する為にも大丈夫なリールから試しています。(慎重にやるスタイル

ラインローラー部分を分解する前にやったのが、つまようじでローラー部分のガタチェック(クリアランスの状態)で、純正状態ではどれくらいローラーが横に動くのか確認していて、ベアリング追加して変化するのか見ています。純正は0.5mmくらいローラーが横に動いていました。

作業する時はベアリングとシムが小さい事から、目立つように白色の下地の上でやることをおすすめします。キッチンペーパーはその点GJ!

作業は出来るだけしやすいようにするのが基本!スプールがあると作業しにくいと感じたので外しています。

ラインローラー部分は+ネジ一本で固定されていて、ネジの大きさに合うプラスドライバーを使用。外す時に若干の力が必要になるので、ラインローラー部分を上にした状態にしてやると力が入りやすく感じました。

ネジを外したらボディ側を下にするとラインローラーが見えてきます。ボディ側はバネの力が働くのでしっかりと下までおろさないと反動で部品が飛んで行く事もあるので注意!自分は最初ジョイナスの構造を見た時に、部品が飛んで行きました。

赤丸部分がラインローラーで、青丸部分側にはカラーが付いていますが、こっち側は外さなくてもOK~。(ローラ風

もしベアリング追加するとどのように回りがスムーズになるかは、この時に赤丸部分のローラーを手で回して、ベアリング組み付けの段階の時に同じように回してやると一目瞭然の変化を実感できます。

【純正ラインローラー部品】

純正のラインローラー部品構造はラインローラーの中にカラーが入っていて、シンプルな作りに見えました。20レブロス以外のレガリス・レグザ・旧レブロス・クレスト・ジョイナス全部同じ構造で、サイズも同じ仕様になっていた事を考えると、LTモデルも従来モデルのリールも共通部品と言えます。

ベアリング追加の取り付け仕様

ベアリング追加はラインローラーの中のカラーをベアリングに交換するだけ!取り付け作業順番は、①のスクリューネジをボディ側に付けた状態から、ネジに②シムワッシャー→③ベアリング→④ラインローラー→⑤シムワッシャーをのせていくような取り付け。ただラインローラーだけは向き(ネジ側に輪が大きい方)があるので注意が必要です。

またネジ径に対してシムワッシャーの内径3mmが意外とギリギリ(入りずらい)になっている事から、シムワッシャーをネジに取り付ける時は、しっかりと奥まで入るようにつまようじでツンツンして取り付けるといいと思いました。

ラインローラー部分にベアリングやシムをのせるとこんな感じで、後はボディ側を戻して+ネジを締め付けます。注意点はバネの力が働くので、ゆっくりと手で押さえながら戻す事!またネジをドライバーで締め付ける時に異変を感じたらネジ山が合っていないと考えられるので、無理にねじ込まず、しっくりくる位置に合わせて締め付けるのは重要です。

最後のネジの締め付け具合(トルク)は、強すぎても緩すぎてもトラブルの原因になると予想され、程よい締め付け具合は重要に思いました。

ラインローラー追加が完成したら、最初にやったガタ(クリアランス)チェック!純正と同じくらいのクリアランスガタ(左右に微妙に動く)があったのでOKでした。自分がこういうDIY作業をする時に一番気を使っているのが、純正の状態で、こういうクリアランスガタを無理になくそうとすると、ベアリングを圧迫して破損の原因に繋がるのが予想される事から、ほどほど加減は必要に感じています。レガリスのハンドルノブをパワーハンドルに交換したときも、純正の状態と比較して作業をしています。

ラインローラーのベアリング追加は作業経験値が高い人なら10分もかかることなくできますが、経験値があまりない人は分解して行く手順とパーツの構成を写真で撮って作業を進めるとうまくいくと思うので、試してみてはどうでしょうか。

NEWリールの20レブロスLT6000D-Hは、ラインローラーベアリング追加とともにリールスタンドも取り付けてかなりカスタマイズされたリールに変化しました。

記事では伝わらない臨場感を動画版として紹介!おそらく組み付ける部分は参考になると思います。

そして他のダイワのリールにも取り付けてみた所、全部ラインローラーにベアリング取り付け可能だった事から、装着の仕様に関しては20レブロスの取り付け手順を応用できます。

【レグザLT5000】

ラインローラーにベアリングが追加できるのか一番慎重にやったのがレグザLT5000で、ラインローラの中に隙間なくベアリングが入れば取り付けできるのがわかりました。

【レガリスLT5000】

【クレスト3500】

【ジョイナス3000】

意外だったのがLTモデルと従来モデルのラインローラー!年数がたっても構造は変化することなく受け継がれている事を考えると、これがベストなパーツ構成なのがわかります。またリールの番手が違うとサイズも違ってくるのでは?と思っていましたが、サイズが同じだったのも意外でした。こういうDIY的カスタムするとリールの構造も良く分かって、勉強にもなります。

ラインローラーにベアリング追加した感想

今回のリールカスタム作業は、NEWリール20レブロスLTのラインローラーにベアリング追加をしてみましたが、簡単な作業でベアリングチューンできるのは中々いいように思いました。ベアリングにするメリットでもある巻き心地の変化というのもラインローラーの回り方をみると良く分かったので、ローラー部分が固着してスムーズに動かない(ジョイナスの動きが悪くなっていた)時のメンテついでにベアリング追加するのも有りに感じました。

もしベアリング追加カスタムを純正のダイワで考えている人は、ベアリング追加キットという商品もあるので、選んでみてはどうでしょうか。

BBラインローラーキットS

これはダイワ純正パーツとして販売されていて、ラインローラーにベアリング追加できるベアリングとシムワッシャー付属のキット!BBラインローラーキットはレグザLT5000に取り付け出来るのを対応機種で確認していて、まだ発売されたばかりの20レブロスLT6000にも取り付け出来るのか試して見た所、装着可能でした。でもこれはレグザLT5000用に購入した物なので、また近いうちにレグザのラインローラーをベアリング化して記事で紹介してみたいと思います。

BBラインローラーキットの特徴としては、純正パーツに準じた保証アフターサービスを受ける事ができる点が大きく、装着できる対応機種も確認することができます。

アマゾンで「BBラインローラーキットS」を見る

通販サイトのアマゾンでも扱っているので、自分と同じようにキットのセットとベアリングシムをそれぞれ購入して、リールによってベアリングを使い分けるのも有りです。自分の場合は値段が高いリール(レグザ)にダイワのラインローラーキットを装着、比較的リーズナブルなリールにはミネベア製のベアリングを装着という感じで、使い分けていく予定!ジョイナスや旧レブロスにもラインローラーをベアリング追加していくつもりで、またミネベアのベアリング2個セットを購入して取り付けたいと思っています。

今回の記事では、DIY派の人におすすめなカスタムとしてラインローラーのベアリング追加の取り付け方などを詳しくまとめて紹介しましたが、純正パーツでいくにしろ取り付けは意外と簡単な事からハードルはそんなに高くないのは伝わったのではないでしょうか。Youtube動画のほうでも作業している様子を臨場感ある動画版として、文字では伝わらない点を補う為にも製作してみるので、合わせて見るとより一層どういう物なのか分かると思います。

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