レグザLT5000D-CXHにBBラインローラーキットを取り付け!ベアリング追加は簡単

ダイワのリール・レグザLT5000D-CHXに「BBラインローラーキットS」を取り付けたので、どういう物なのか作業手順や注意点を交えてレビューしてみたいと思います。1つ前の記事ではミネベアのベアリングをダイワの色々なリールに取り付けてみましたが、今回のパーツはダイワ純正(製造元はSLP)のラインローラーキットをレグザLT5000に装着!純正にこだわった理由は、ミネベアの物とどう違うのか試してみたかったのと、自分の中では一番高価なリールなので、使い分ける意味でも純正を選んでみました。

ラインローラーにベアリング追加するメリット

  • リールの巻き心地がスムーズになる

実際にラインローラーをベアリング追加してルアー釣りで使ってみた所、リールを巻いた時にローラー部分がベアリング化された事で、スムーズな巻きごこちになるのを実感しています。これは使い古されたリール程巻いた感じが変化していて、ジョイナス(3年使ってるダイワのリール)ではラインローラーが微妙に固着気味だったことからも全然違っていました。自分が感じたラインローラーベアリング追加メリットはこれだけですが、ルアーエサ釣りどちらでもメリットはいかせると思うので、試してみる価値はあると思います。

今回も前回のミネベアベアリング同様にレグザだけでなく、他のダイワリールにも試していて、ローラー部分のサイズさえあえば他のリールにも応用できる事がわかりました。一見難しそうに見えるラインローラーベアリング化!作業は比較的簡単なことからカスタムDIYチャレンジしてみてはどうでしょうか。

スポンサーリンク

BBラインローラーキットSについて

ダイワ純正BBラインローラーキットS内容

  • ベアリング 1個
  • シムワッシャー 2枚
  • 取扱説明書

取扱説明書には、リール絵入りでどういう風に組み付けるのか書いてあるので、初めて作業しても10分あれば可能!もし作業がどうしても苦手という人は、製造元のSLPにて取り付けサービス対応(有料)しているので、頼むのも有りです。

キット1つでリール1つのラインローラーベアリング化できる内容となっていて、ベアリングを見た感じは、ミネベアの物と似ているものの、外側に一本溝があるのを発見!これがどういう機能かは不明ですが、違いがありました。(違いのわかる男

BBラインローラーキットSの対応機種

BBラインローラーキットにはサイズがあるのが特徴、「S」は商品パッケージに従来モデルのリールがそれぞれ書いてありますが、他にもライト&タフのLTモデル、18フリームスLT・レグザLTなど意外と対応機種は豊富!ただ番手によっては装着できないものもあるようで、レグザはLT6000が装着可能になっていなかった点から確認は必要です。自分が公式の対応表を見た感じでは、対応表に載っていないリールにも取り付け出来たことを考えると、他にも対応は広がるように見えました。

対応機種に関してはPDFファイルで見る事ができるので、ダイワHPの製品情報→オプショナルパーツ→SLPの製品対応一覧表の小型スピニングで確認してみてください。

パーツ的にはダイワ純正という事が大きく、BBラインローラーキットSには純正パーツに準じた保証、アフターサービスを受けることができるようですが、DIY作業をする場合は自己責任だと思っているので、作業は慎重かつ丁寧さが重要です。ベアリング取り付けに関しては、自分が失敗した体験談を踏まえて気をつけるポイントを解説してみるので、作業の参考にしてみてください。

レグザLTのラインローラーにベアリング取り付け作業

ラインローラーベアリング追加する作業に使う工具は+ドライバー1本あれば可能ですが、細かい作業につき自分はこんな物を使いました。

使用した物

  • +ドライバー
  • つまようじ
  • キッチンペーパー

とにかく細かい作業になるので、場所は広めなところで、ベアリングやシムを置いてもわかりやすい白色の下地の上でやる事をおすすめします。作業で使う+ドライバーは特に重要となっていて、+サイズに合った物を使わないとなめてしまうので注意!最初ネジを外す時はネジロックが塗ってあるような固い感じがした事から、適当なドライバーでやると最初でつまづいてしまいます。

つまようじはガタチェックとシムを入れる時に使用。キッチンペーパーはグリスなど床を汚さない為や見易さを優先して使っています。

最初にラインローラーガタチェック

純正の時とベアリング化した時のガタがどれだけ違っているのかチェック!今回はミネベアとは違い純正パーツを使っているので、そこまで気にする必要もない感じもしますが、変化があるのかいちよう確かめてみました。レグザは結構使っているリールなものの、ローラー部分のガタはそこまでないように見え、左右0.5mmくらい動く感じでした。新品のレガリスLTやレブロスLTもこれくらいのクリアランスだった事から、これが標準なようです。ささいな事が気になってしまう性分(杉下右京風

ラインローラー部分の+ネジを外す

+ネジを外す前に作業を少しでもしやすくするためにスプールを外していて、ネジを緩める時は最初若干力がいるので、しっかりとベールを持って慎重に+ネジを外します。ドライバーはサイズに合った物が重要です。自分は最初精密ドライバーを使用していて、ネジの固さからナメる原因になると思い変更しました。

ラインローラー側を押し下げる

ネジが外れたら、ラインローラー側を下に押し下げる作業!ここが一番トラブルになりやすいポイントとなっていて、バネの力が働くので、しっかりと下まで押さないとパーツが宙を飛んでしまいます。自分はミネベアのベアリングをジョイナスに装着した時に、パーツをばら撒いてしまい30分くらい探した事から、この作業と最後の組み付ける時の作業はかなり気をつけるポイントだと思っています。

純正のベアリングローラー部品のパーツ構成はこんな感じとなっていて、赤丸部分のカラーをベアリングと交換します。カラーは保管しておくともしもの時に純正に戻す事ができるので、とっておくことをおすすめします。自分の場合はわかりやすいように、レグザの箱の中に入れていて、他にもカスタムした時の純正部品を入れています。

組み付ける順番に並べる

ベアリングを追加する順番は、取扱説明書にも書いてあり、組み付ける前にあらかじめ各パーツを並べていると作業がスムーズに進みます。

組み付ける順番

  1. ネジスクリュー
  2. シムワッシャー
  3. ベアリング
  4. ラインローラー
  5. シムワッシャー

構造的にはラインローラーの中にベアリングが追加され、ベアリング効果で回りがスムーズになる仕組み!ラインローラーとベアリングを見るとツライチ状態になっている点から、サイズさえ合えば他のリールにも応用できるのはこの状態になったものだけと考えられます。

組み付け作業

パーツを組み付けて回り具合をチェックすると、最初のカラーが付いていた時とは明らかな違いを体感できるので、それぞれの違いを確認しておくと変化がわかりやすいと思います。

そして最後のボディ側とベール側を接続する作業!ここもバラす時と同様にしっかりとボディ側のパーツを持ってゆっくりと取り付けないと、バネの力でパーツが飛んで行くので注意が必要です。

ネジスクリューの締め付け具合は、純正ではおそらくネジロックを塗ってあると予想される事から、強すぎず弱すぎずの絶妙な締め付け具合が重要に感じました。

最後にラインローラーガタチェック

純正状態とベアリングを追加した後のガタチェックは、どれくらいクリアランスが変化するのか見ていて、追加しても0.5mmくらい左右にガタがあったので、純正と同じ仕様でした。

ベアリング追加作業はこんな所で、作業手順と注意点をしっかりと守っていれば簡単にベアリングを取り付けできるのは伝わったのではないでしょうか。カスタムDIY初心者でも難易度はそこまで高くありませんが、こういう何か作業をする時は場所を確保するのも重要に思っていて、部屋が散らかっている人は、作業の前にあらかじめ作業場所を確保すると、もしパーツが飛んでいってもすぐに見つける事ができます。

他のダイワリールにも取り付けてみた

レグザ用にBBラインローラーキットSを購入していますが、他のリールにも対応しているのか試してみました。

【レガリスLT5000取り付け】

【20レブロスLT6000取り付け】

旧レブロス3000も対応機種に書いてあることから、取り付けは可能となっていて、20レブロスとレガリスは対応しているのか不明でしたが、試して見た所装着できました。その点からも対応は意外と幅広いように感じ、ラインローラーのサイズが同じなら他にも取り付けできると思うので、試してみるのも有りです。

レグザLTをベアリング追加した感想

今回はBBラインローラーキットSを使ってレグザLT5000のラインローラーをベアリング化してみましたが、やはり純正品という安心感があって取り付けも事前に確認できた点からリールのカスタムがスムーズに行うことができました。自分的にはベアリングチューンの中でも比較的効果を体感しやすいのがラインローラーベアリング追加だと思っていて、実用性もあって中々いいパーツに思いました。DIY作業が苦手と言う人も絵入りの説明書を読めばどういうパーツ構成になっているのか分かりやすく、作業的には簡単な事から、ベアリング追加チャレンジしてみてはどうでしょうか。

アマゾンでBBラインローラーキットSを見る

今回のBBラインローラーキットは通販サイトのアマゾンで購入していて、カスタマーレビュー(購入者の感想)を見ても、取り付けて良かった的なコメントが見れる事から、さすがダイワ純正品という感じもします。ただラインローラーキットにはサイズがあるので、対応表を良く見てサイズを選ばないとラインローラーに取り付けできないので注意が必要です。自分的にはメリットを十分体感できると思うラインローラーベアリング化!エサ釣りルアーともにリールのカスタムチューンとして、他のリールにも取り入れていきたいと思っています。

釣具レビューでは、他にも色々な物を紹介していて、実際に使った感想など、これから購入する人の為にも参考になるようにできるだけ詳しく解説しています。今回のベアリングチューンのように、作業手順が必要になる場合は、記事だけでなくyoutubeチャンネルのほうに臨場感ある動画製作してみるので、文字では伝わらない部分を補う為にもそちらも参考にしてみてください。

コメント