ダイワ22カルディアSW5000D-CXHをレビュー解説!ジギングに特化したモデルが出た

ダイワ22カルディアSW5000D-CXHを購入したので、どんなリールなのかスペック情報からサイズ感までレビュー的に解説してみたいと思います。

LTモデルからSWシリーズに!?

ダイワの汎用リール「カルディア」と言うとLTモデルの中でも装備や値段的な意味から中級クラスのリールとして知られていて、番手ラインナップが豊富な事からどの釣りジャンルにも対応している2021年にモデルチェンジしたリール。そのカルディアが2022年に釣種別に特化したSWシリーズを発売!特徴でもある剛性アップのフルメタルモノコックボディを搭載した事から、番手次第ではショアからオフショアまで対応した大物狙いにはピッタリな最新装備を搭載して登場しました。

何故5000番を選んだのか?

オレ的用途としては完全ショアジギング専用リールとして選んでいて、今回選んだ番手は「5000D-CXH」、レグザでもこの番手をジギングで使っているわけですが、何故この番手を選んだのか!?実は2021年のカルディアLTモデルから6000番が発売されたら購入しようとずっと待っていた状態で、まさかのSWシリーズとして大型番手が登場。そのSWのスペック情報を見ると、6000番は430gということで、これが370gくらいだったら間違いなく選んでいましたが、さすがに少し重いと予想され1つ下の番手を選択しました。

この重さの差についてはオレ的に意外と重要なことで、LTシリーズの5000番(レグザ)の約300gと6000番(クレスト)の約360gをそれぞれ実際に5~6時間フルキャストするとたった60gでもあきらかな疲れの差を体感。その点から400g以上は長時間フルキャストには向いてないと思い、疲れの面から番手を選んでいます。

2万を超えるリールがどんなスペックなのか、装備についても詳しく解説してみるので、カルディアSWを購入しようと考えている人は参考にしてみてください。

今回のレビューにあたっては、全体をナメ回すように触ったり見たり機能面を考えたり外観の検視だけで1時間、ハンドルを装着して回したりラインローラーのガタなどチェックしたりの15分、スプールやベールの動きチェックの15分とありとあらゆる角度からいつもより念入りに慎重に触っています。
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22カルディア5000D-CXHスペック詳細

リール付属品

  • 取扱説明書
  • ワッシャー

22カルディアSW5000D-CXHの付属品についてはこんな感じ、2万以上のリールにはどんなアイテムが付いているのか結構期待していたので、少し残念でした。カルディアLTモデルだとリール袋が付属、SWシリーズの8000~はバンドが付いています。

スペック情報

巻取り長さ 105cm

ハンドル一回転

ギア比 6.2
重さ 295g
最大ドラグ力 12kg
PE糸巻量 2号350m
ベアリング 6/1

ボール/ローラー

ハンドルノブ パワーライトノブL

22カルディアSWシリーズは4000~6000、8000~18000と番手ラインナップは豊富!

5000番のスペック的にはLTモデル各汎用リールの同番手とほぼ同じ内容で、装備的な面から若干重いリール。SWシリーズもLTモデルのように「5000D-CXH」の数字アルファベットが大きさギアなどを示していて、ギアはハイギアモデル。

SWカルディアの装備

  • フルメタルモノコックボディ搭載
  • マグシールド
  • ATDドラグシステム
  • タフデジギア
  • エアローター
  • エアベール
  • ローターブレーキ
  • ロングキャストABS
  • ストッパーレスボディ

他にも装備はありますが、SWシリーズに生まれ変わったカルディアの一番の特徴は、MQマークが目印のSWシリーズ特有フルメタルモノコックボディ!これはボディに直接高精度プレートをネジ込むことで固定したもので、ギアの支持精度と剛性がアップ。そのボディ構成からドライブギアのサイズを極限まで拡大することに成功した老舗釣具メーカーダイワの最新技術!見た目ではボディ形状が左右違っているのが特徴的です。

またストッパーレスボディは逆回しスイッチなしの意味、スイッチはないため初心者の人にはラインを戻す時に若干使いづらくなりますが、防水性能の面を考えるとアップしています。

スペック的にはこんな感じで、次にSWカルディアの特徴を色々な角度から見た感想を交えて解説。

SWカルディア5000D-CXHの特徴

サイズ感について

SWシリーズということで、LTモデルではないカルディアのサイズがどのくらいなのか気になるもの!カルディアの隣にLTモデルのレグザ同番手を並べると良くわかり、サイズはSWでもLTモデルと全く同じサイズ感です。これはサイズを示す数字アルファベットが同じからだと思うので、リール番手を選ぶ際はその辺を参考にしてみてください。

リールの色について

リールは高級感ある色

カルディアSWのボディ色については若干画像だとわかりにくいものの、横に漆黒の黒レグザを並べると良く分かり、パッと見は黒に見えるものの、濃い青メタリック調のボディ色。スプール、ハンドルも色が違っていて、スプールのワンポイントになっているゴールドや部分的なメッキシルバーも高級感に繋がっている印象。

画像で示している赤丸部分は疑問に思った+ネジで、カルディアはラインローラーとこの部分以外は全て星型のトルクスネジが使われていることから謎のひとこと。そもそもトルクスネジを使っている事が謎でもあり、これはオシャンティに見せる為なのか、素人がバラさないよう特殊ネジを使っているのか、組む時にトルクを均等にかける為なのか、ずっと答えがでないネジ形状!おそらく根拠ある答えを語れるのは、設計者か開発者の2択だと予想できるので、意味を知りたいものです。(興味津々

ハンドル周りは左右非対称

モノコックボディ特有の左右非対称ボディ。ハンドル取り付けは高級リールの特徴でもある片側式となっていて、左巻き右巻きと左右ハンドルは装着可能!デフォルトだと左巻きになっているため、右巻きにする場合はゴムパッキンを外して装着してからハンドルを取り付けないと防水性能が失われるので注意が必要です。

スプールについて

スプールは「5000D」の深い溝タイプ、下巻きライン目安部分から糸を巻く場合はPE2号300mが巻ける仕様。下巻きをしない場合は2号350m巻けるので、何号のラインを使うかは個人差や狙う魚によりますが、たくさん巻けることからショアジギング向き。

ドラグを緩めスプールを外すと現れるのが、シャフト軸部分のベアリング!スペック上ではこのベアリングに関して示していなかったので意外な発見でもありました。ベアリングを搭載しているリールのスプール裏を見るとベアリングが装着できるようになっているのが伺えます。

ロングキャストABSのアルミスプール重さは39g、持ってみると軽い体感。

スプールの大きさはLTモデル同様に54mm、スプールの大きさはボディの大きさと比例していて、大きいほど飛距離が出る印象ですが、ボディが大きくなれば重さが変わってくるのでケースバイケースと言えます。

ラインローラーについて

リールを使う際に性能アップできるカスタムがラインローラーベアリング化!どういう構造になっているのか+ネジを外して見た所、カルディアSWはベアリングはなし、展開図を見ても少し複雑な構造になっていました。その点からカルディアのベアリング化は、ダイワ純正の保証が効くSLPカスタムパーツ対応品が出るまで純正仕様でいきます。

ただ純正でもラインローラー内部が複雑なだけあり、回してみるとガタが全然ない体感!1万円代のリールでもコンマ5ほど左右に動くものの、しっかりとホールドしているのには驚かされました。

ベールの上げ下ろし

ベールの上げ下ろしの感覚はダイワ特有のガシャン式!カルディアだけでなく上のグレードのセルテートもベール上げ下ろし感触は同じで、シマノのリールと違っています。シマノはその点滑らかな感触、ダイワに慣れているとシマノを使うとしっかりと上がったのか下がったのか分からない為、ダイワ派ならガシャン式しか考えられません。しっかりと上げ下げの感触があるのはダイワ!ちなみに初期によくあるリコールの原因、ベール下がりはありませんでした。一番先に確認したのがベール部分。

こんな感じで一通りスペックから特徴までオレ的に感じた事をありのままに伝えてみました。また文字では伝わらない部分を補う為に動画化してみるので、見ると臨場感もあってより一層伝わると思います。

22カルディアSWの感想

今回はダイワのNEWリール「22カルディアSW5000D-CXH」をレビュー的に解説してみましたが、見た目はシックな渋い色合いの中にゴールドがワンポイントになっていて高級感がある印象。しかも機能装備面も値段だけのことはあって、持ってみるとモノコックボディのしっかりとした剛性を感じる作りなことから、ジギングの際に大物とも戦えそうです。

肝心な巻き心地については、まだしっかりとグリスが全体になじんでいないものの、このクラスになるとシルキーな出足からスムーズな体感、パワーハンドルも握りやすく使いやすい実用性あるリールに感じました。そしてオレ的22カルディアの仕様については、シマノの4編みPEライン1.5号200mで実戦!このPEラインはコスパがかなり良く、しっかりとメンテをして使えば1年は余裕(80cmのボラとも戦えた実績有り)で使えるので、高いラインを購入しなくてもこれで十分です。

番手によってはショアジギングだけでなくオフショアにも使えるSWシリーズ、剛性重視のリールを考えているルアーマンは選んでみてはどうでしょうか。

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ネット通販サイトアマゾンではまだ22カルディアのカスタマーレビュー(購入者の感想)が記事作成現在ありませんが、サイズ感やリールの特性について記事を参考に番手を選ぶのも有り。

次の記事ではNEWリールにはかかせないスタンドをレビュー!どういうスタンドがSWシリーズのカルディアに装着できるのか丁寧に作業しているシーンまで解説してみるので、リールを大事にする人の参考になればと思っています。

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