ルアーを本格的にはじめるにあたり、今日は潮があまりよくないことから釣りではなくルアーマンが多くいそうな場所や穴場的な場所を探す為に海、河口付近の見学にいってきました。三河ではルアーで狙える対象魚としてシーバスが人気!いつものように衣浦トンネルや須磨海岸周辺を見て周りましたが以前のようにルアーマンはそこまでいませんでした。
そこで最近いっていない西尾市方面、一色漁港方面に行く事にしました。海沿いの堤防から釣り人がいないか探していると(新規釣り場を開拓するのに大事)、海沿いや平坂入り江の対面にある漁港付近である光景を目撃!
その光景とは海面に電気を照らして何かをタモですくっている様子。知多半島、渥美半島、三河の漁港や海に面する川河口付近では毎年見かける様子ですが、自分的には何かの稚魚を獲っているという認識でいつもならスルーする所、何故かどうしても知りたくなったので獲っている人に聞いてみることにしました。
白いダイヤとも呼ばれている「メソ」というシラスウナギの稚魚を獲っているということで、今日は中々獲れているということでした。今まで小魚の稚魚だと思っていたので以外で、ウナギというと毎年獲れる量が少なくなっている高級な食べ物!ウナギといえば一色ということで、そのまま一色漁港を目指しました。
一色漁港のシラスウナギ獲りの様子
一色漁港に到着すると、船着場の岸壁沿いにライトを照らしている人々が多く釣り人とは違う光景を目にしました。海面に照らしているライトは緑色、黄色、白色とそれぞれ違うものの、持っている道具のタモはほぼ同じような長い柄に小さな網がついている物を使っています。
ここでもシラスウナギを獲っている人にインタビュー!
その様子はyoutube「釣りロマンス」のほうにもどういう光景なのか動画を作ってみるので気になる人は見てください。場所は違うものの、稚魚を獲っている人(それぞれ3人に聞いた所)に話を聞くと色々と親切に獲り方などを教えてくれました。イメージ的にはよそ者を嫌い、縄張り意識が高い系の人達かと思っていましたが、意外でシラスウナギを獲るにはどうしたらいいのか?いつ多く獲れるのか?注意点などを細かく教えてくれたので西尾市一色の人達は穏やかな印象に思いました。
ここでシラスウナギ稚魚を獲る注意点を紹介!
稚魚シラスウナギを獲るには許可が必要!
稚魚のシラスウナギを獲るには申請許可が必要で、無許可で獲ると一発退場「密漁になり大変な事になる!」になるので注意!許可申請はお金を払えば一般人でも可能で、てっきり漁師の人だけ獲れると思っていたので来年のシーズンに覚えていれば自分も許可申請(値段が安ければ)してチャレンジしてみたいと思っています。
注意点
- 申請許可が必ず必要!
- 稚魚シラスウナギ獲りは期間がある!
上の画像のシラスウナギを獲っている人のベストに注目!漁港や河口で稚魚を獲っている人みんな同じベストを着ていて、許可申請を出した人の目印らしいです。西尾市一色の申請場所は一色漁港から比較的近い場所にあるようですが、名前と場所を聞いたものの忘れてしまいました。
稚魚シラスウナギを獲る道具
シラスウナギを捕獲する道具はライト「集魚灯」とタモの至ってシンプルな物!ライトは白色が多い印象でしたが、中には緑、黄色を使っている人もいました。タモは他の場所では大きなタモを使っている人もいましたが、一色漁港では皆上の画像の網が小さいのを使用!密着インタビューに応じてくれた人がいうには、小さいほうが獲りやすく他の小魚をとらずにシラスウナギだけを獲れるのでいいとのこと。
ライトに集まってくる小魚の中からシラスウナギ(体長10センチ以下の細長い白っぽい)だけを獲るので目もかなり重要に思いました。実際獲っている様子をじっくりと見ていましたが、全然シラスウナギがわからなく集中していないと光で海面に寄ってきてもすぐに底にもぐってしまうので経験も必要!
これが実物の稚魚のシラスウナギで、白っぽいようにも見えますが透明感があるので良く見ないとわかりません。一色漁港でインタビューした人は2時間ちょっとで6匹くらいとのことで、今日は全然ダメとのことでした。他の場所で獲っている人にバケツを見せてもらったところ20匹くらい獲っていたので場所も結構重要に感じました。
稚魚シラスウナギが一番獲れるのはいつ?
3人にそれぞれ違う場所で教えてもらったことから総合すると、稚魚シラスウナギは新月付近の大潮辺りが一番多く獲れる!潮が流れることによりシラスウナギも多く寄ってくるらしく、これは魚釣りとも似ているようにも思います。
また波がたつ所よりも漁港などの穏やかな場所がいいようで、海沿いの岸壁では獲っている人がほとんどいないのも納得できます。条件はその日その日で違うようなので、やはり通ってみるとその場所がいかに獲れるのかわかってくるのではないかと思われます。
そして気になったのが、小さな稚魚シラスウナギをどうするのか?てっきり食べる為か育てる為に獲っていると思っていましたが、聞くとなんとシラスウナギを●●●円で買い取ってくれる業者があるとのこと!金額を聞いてビックリ、1匹の値段は場所によっても違うと思いますが、自分はかなり高いと思いました。どうやらウナギの値段高騰が稚魚にも影響しているらしくそれだけ希少価値があるようです。どうりで海面にライトを照らしている人が多いのも納得しました。
西尾市の川沿いの様子
西尾市では寺津、平坂辺りから矢作古川あたりの漁港、川堤防付近など夜になるとライト集魚灯が所々で点灯していてとにかく稚魚を獲る人が多かったです。
釣りをする人なら、川沿いや漁港できっと見た事あるあのライト!何をしているんだろ?と思った人もきっといるはずの疑問を今回の記事で解消できたのではないかと思います。でも稚魚シラスウナギは申請許可を出した人だけが獲れるので、そこだけは注意が必要です。
コメント
近年、ウナギの値段がうなぎ登りに急上昇してるのは、このシラスウナギの不漁からなんですけどね。で、このシラスウナギを養殖業者が買い取り、養殖してるワケですが、卵からの完全養殖が出来ないんですよね~、ウナギって。近所に良く行く美味いうなぎ屋があるんですが、10年前は2500円だったのが、今は3800円で、それでも品切れで食えない日も。大変残念な状態です・・・。
ちなみに、普段そのまま生や、茹でて食ってるシラス(ちりめんじゃこ等)は、イワシの子で、コッチは激安ですけどね。(^^;
こんばんわ、りゅうさん釣り以外にも詳しいんですね!
養殖業者の買取値段も急上昇していて、1匹の値段を聞いて驚きましたよ。しかも見に行った日は漁港の堤防によっては獲れている量が違っていて、2時間くらいで多い人だと30匹くらい獲れていたのでまるで大間のマグロのようなロマンを感じました。
稚魚を獲るのには少し慣れがいるように見えましたが、釣りとは違う楽しさがあるようにも見えました。